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このたびの東北地方太平洋沖地震により被災されました方々に対して心よりお見舞い申しあげます。
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日本に於ける籐の歴史

確かなところは不明で有りますが、日本に籐が伝わったのは約550年以前で、様々な道具(魚や動物を捕るヤジリや綱等)に巻いたりして使用、その後、人に乗せて運ぶ篭の補強材(底に使用)としても使われています。

ここまでは籐の持つ強さから建築にも多く用いられましが(棟の接合、タガ締など)、その後は一部装飾を兼ねて藤原時代の重藤の弓、なぎなたの柄巻、のかがりなど戦の武器に多く見られ尺八等にも使われました。

籐が生活用具として発達したのは江戸時代で、たばこ差しなどが作られています。
本格的なインテリア製品としての技術が伝わったのは、明治時代になってからで、加工するのに奇麗な水を大量に使用する事から、滋賀県、千葉県、富山県等で始められました。千葉県は東京という大消費があるにも係わらず、東京都の条例の規制で製品があまり普及せず、富山県と共に材料加工業者が残りました。
滋賀県は、大阪、京都、神戸などの消費地に近く、大いに受け入られました。
特に戦前は、冬寒く、夏暑い、盆地である京都での籐敷物が多かったようです。
昭和30年代から40年代後半にかけては、日本の人件費が高騰し、生産地が日本から台湾へ移り、敷物や家具の技術が移行しました。

その後、1988年10月インドネシア政府の材料輸出規制に伴い、今度は台湾からインドネシアに生産地が移り、一時は大量に生産されましたが、日本のバブル崩壊と共に大きく縮小し現在に至る。

そして現在、新しい感覚で籐家具が見直されています。